こんばんは!たけいち音楽教室ヴァイオリン講師の辰巳です。
皆さま、春の曲といえば何を思い浮かべますか?
クラシックに限らず、歌謡曲、民謡、合唱曲…きっとひとつは、深く考えずとも思い浮かんだ曲があると思います♪
では、クラシック音楽、それも副題に「春」が付く曲のみに絞った場合はどうでしょう?
ヴィヴァルディの「四季」より「春」
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第5番「春」
あるいはもっとマニアな方なら、シューマンの交響曲第1番「春」を思い浮かべたかもしれませんが、皆さんはどちらが先に思い浮かびましたか?
ちなみに私はベートーヴェンの「春」の方でした。とはいえ、これはどちらを思い浮かべたからどうというものではなく、今週末に病院で演奏させて頂くプログラムを考えていた際に、「そういえばどちらも同じ『春』で、ヴァイオリンソロがメインの曲なんだなあ。私はまずベートーヴェンを思い浮かべたけど他の人はどうなんだろう」と、個人的に少し気になっていただけというお話です(笑)
それにしても、曲調も作られた年代も違うのに、この2つ(シューマンを入れれば3つ)の「春」は、どれを聴いても確かに春の雰囲気や光景が浮かび上がってきますよね。「春」に限らず、ほかの副題のある曲もしかり。作曲家ってすごい…
普段の練習での曲、発表会の曲、タイトルが自分の想像できるような情景だったり、気持ちだったり…そんな曲を今練習されている生徒さんも多いかと思われます。弾くことに慣れてきたら是非一度、「この曲のどういうところがこのタイトルなんだろう」「自分はこの曲をきいてどういう情景を思い浮かべるだろう」と考えてながら弾いてみてはいかがでしょう?練習が少し楽しくなるかもしれませんよ☺️
(ちなみに私が最初に習っていたヴァイオリンの先生は、タイトルのない曲に「自分でタイトルをつけてきて」とよく仰っていました。当時、どうしても何も思い浮かばないときに『夕焼け』『思い出』『帰り道』を連発していたのが今では良い思い出です笑)