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魔法の言葉かけ

たけいち音楽教室ピアノ講師の橋本ひな子です。

先日、まゆみ先生からお借りした本がレッスンに役立ちそうだな~と思ったのでこちらでもご紹介します✏️

自閉症療育アドバイザーのshizuさんという方が書かれた
「発達障害の子どもを伸ばす 魔法の言葉かけ」という本です。

この本ではABA(応用行動分析)と呼ばれる考え方をもとに、自閉症と診断された筆者のお子さんとの接し方の具体例を挙げながら
自閉症を始めとする特徴のある子どもにどう言葉をかけ、どう伸ばしてあげられるか?という説明がわかりやすく書かれています。

自閉症などの特徴のある子どもだけでなく、色んな子のレッスンに取り入れられそう!と思うポイントをたくさん発見したので、ほんの一部ですが私のレッスンでの例を挙げてみます🎼

♪♪♪

幼い生徒さんはよく足をぷらぷらさせながら座ってピアノを弾く子が多いのですが
「足は足台にくっつけて座ってね」と言うとほとんどの子はぴたっと足が着きます。まずそこで「そう!ちゃんとつけられたね」と褒めます。

その後、何分か経過しても足台に足をつけて弾けていたら「足がぴたっとつけられてえらいね」と再度褒めます。
足台に足をつけるだけで2回褒めることができ、子どもの成功体験となり、自己肯定感を育むことにつながります。

しかし、そんなにすぐ継続して出来るようになる子は多くありません。大抵の子は数分経つとまたぷらぷらしてきます。
そんな場合は、少しずつ注意の仕方を変えてみます。

再度足がぷらぷらし始めたら、「足はどうするんだったっけ?」と尋ねると、はっとした顔で足をつけることを思い出します。

その後またぷらぷらしていたら「足は…?」と私が言うだけで足台に足が戻ってきます。

言葉で気がつかない子には、私が生徒さんの足をわざとらしく大きな動作で覗きこむと思い出す子もいます。

このように、疑問形で「どうするんだったっけ?」と尋ねたり
イントラバーバル(むかしむかし、に対して、あるところに、と続けるような言語刺激に対する反応のこと)を用いて、「足は…?」と尋ねて足をつけるよう促したり
足を覗きこむ動作で足をつけることを思い出させたりする(非言語、言葉以外で気づかせる)ことで
命令形の口調で注意することを避け、子どもの自信ややる気を損なうリスクが減らせます。

そして、いろいろな働きかをすることで生徒さんも私も楽しみながらレッスンできます🎹

私が「足は…」と言うだけで慌てて足を揃える生徒さんを見ていると
かわいいのとおかしいのとで、つい笑顔になります😊
先生が笑うと生徒さんも、先生は機嫌が悪かったり怒っているわけじゃないんだ…と安心できますよね✨

♪♪♪

というような感じで、その子に合わせた適切な手助けや言葉かけをする、何度も繰り返し覚えさせる、よく褒めること、指導者(親)が笑顔でいること…等々がABAの基本だそうです。(本当はもっとあります)

今回は幼い生徒さんの足の話でしたが、これからもっといろんな方法でレッスンに応用していきたいと思います☺️

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